Archive for 磁気刺激療法という治療法

磁気刺激療法が今後、保険診療になる見込みは?

磁気刺激療法は評判のいい療法ではありますが、保険適用になったり、治療代が下がったりする予兆はありません。

見込みもゼロです。

理由をお話ししましょう。

■国の医療費が極端に逼迫していること。

磁気刺激療法が、「今後、保険診療になる見込みはあるか」、また「治療費が安くなる見込みは」とのことですが、結論から言ってしまえば、希望は限りなくゼロに近いと思います。

理由は2つあります。

1つは、国家財政の問題です。

現在の日本は医療費が年々増加している傾向にあり、これを国はできるだけ抑制させようと必死です。

たとえば薬代の安いジェネリック医薬品への切り替えや高齢者医療費負担の切り上げなどです。

仮に150万円とか200万円とされる磁気刺激療法が保険適用になれば、国の破綻に向かって導火線に火を付ける結果になりかねません。

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■憲法で保障された枠外の治療法であること。

2つめの理由は、憲法で保障された「国民の権利の解釈の枠を逸脱してしまう」からです。

うつ病などは難病には当たらず、投薬療法という手段がその前に残されています。

憲法では「最高の医療を国民に受けさせるべき」とは規定していません。

難病でもない病気に巨額の費用を国が負担することはあり得ません。

■上記のような理由から、磁気刺激療法が保険適用になることはないでしょう。

現状の治療費が安くなることも考えにくい状況にあります。

医療費・治療費が安くなるには、磁気刺激療法を利用する患者数が増えて、投資した金額をクリニックが回収しやすくなる状況になることが条件です。

現状において磁気刺激療法の設備を導入しているところは少なく、利用者数も相対的に少ないことから、値下げの環境にはありません。

磁気刺激療法の期間や費用、メリットを教えてください。

噂されている磁気刺激療法は、効果が高く治りが早いといいますが、利点があるかわりにデメリットもあります。

医師との相談が必要です。

概要を紹介しましょう。

■切り替えるには医師の診断が必須。

まずストレスが溜まってうつ病になったということですが、うつ病になった原因とそれに対する環境改善・日常生活の工夫などはされていますか。

投薬治療をはじめてどれくらいの期間が経過しているでしょう。

医師は何と言っていますか?確かに磁気刺激療法は投薬にくらべて治りが早いと言われていますが、療法を切り替えるには医師の見立てが必要になります。

また投薬治療をはじめて半年も経っていないのに磁気刺激療法に切り替えるのは考えものです。

■治療期間は1ヶ月~2ヶ月で150万円。

磁気刺激療法は副作用の極めて少ない療法とされていますが、これにも個人差があり、症例が少ないことから疑問が残ります。

また治療にかかる期間は、毎日通院して1ヶ月~2ヶ月とされています。

自由診療なので保険は適用されません。

総費用は100万円~150万円かかります。

1回の治療にかかる時間はわずか数分なので、たとえば会社勤めの合間に治療を受けることもできるというメリットがあります。

現在の専門医の診断を受けて、了承されてから考えましょう。

磁気刺激療法のほうが投薬治療にくらべて治りが早いというのには個人差があります。

磁気刺激療法にもよりますが副作用は少ないです。

たとえば電気ショック療法などは、立ちくらみやけいれん、物忘れなどの副作用があるとされていますが、磁気刺激療法にはそうした副作用もないようです。

噂になっていることはほぼ信じてもいいレベルですが、過信は禁物です。

また既往症によっては受けられない人もいます。

医師に確認しましょう。